実はわたくしは仕事の関係で、今ほどマイクロバブルが世に浸透する前、ミラブルが登場した頃にマイクロバブルバスなるモノを知り、リフォーム時に導入しました。
すでに6年以上になるんですが、本当にマイクロバブルバスの有難みを知ったのは、実は父が退院した後。ごく最近のことになります。
マイクロバブルバスの実際
ふつうの入浴方法といいますか、ちょっとお湯に浸かってから身体を洗い、最後にまったりマイクロバブルの白濁したシルキーなお湯に浸かる、という入浴スタイル。
マイクロバブルを発生させた感想も「シルキーバス」で優雅な気分にあなるとか、「湯冷めしにくい」「肌がツルツルな気がする」程度。期待が大きかった分、まぁこんなものか、と、ちょっと肩透かしな感じでした。
が、父の退院後入浴は一大事。湯船への出入りは一度が限界。どうしたものか・・・
湯冷めしないだけでもいいか、と、まずはマイクロバブル浴にしたところ・・・・ウソッというくらい垢が・・・(@o@)
今までは先に身体を洗っていたので、お湯に垢が浮くような体験はしたことがなかっただけに、垢がプカプカと湯船に浮く光景は衝撃でした(@_@)
いやもうビックリポン!!!まさに人間洗濯機!!!
マイクロバブルの泡の大きさだと、汚れを含んで浮き上がって来るんだそうです。
垢の様子も、なんか面白いんですよね。量が多いとある程度固まってフワフワ浮くので、垢だと知らなければ湯船に浮かんだ模様みたい・・・
最初は2か月以上もシャワーだけだったんだから、こんなに垢が浮くのね、と思っていましたが、日が経っても減る様子がない・・・(*o*)
自分でも先に身体を洗わず、マイクロバブルバスを使ってみたら、量こそ少ないものの・・・浮かぶ(><)垢が・・・いやぁあ~~ん
汚れがとれる・・・と理屈では知っていたものの、CMの泡の映像などどはインパクトが違います。石鹸を使ったわけでもタオルでこすったわけでもないんですから・・・ホントに毛穴に入り込んで汚れを掻き出してくれてるんですねぇ~(ノ_ _)ノ
リハビリをした日や汗を沢山かいた日は比例して垢も多いのは何をかいわんや。こんなに汚れを落としてくれてるなんて!マイクロバブルさまさまです。
マイクロバブル浴ワンポイントアドバイス
石鹸やタオルが要らない代わりに必要になるのがキッチンネットかな?排水口に細かいゴミが入らないように作られた不織布やストッキング素材のこんなヤツね↓↓↓↓
ま、気にならないならそのままでもいいんですが、お湯から出る時、湯船に浮いてる垢が肌にについちゃう気がするので、我が家では、先にキッチン用のネットで掬い取ってから出るようしています。
自分の身体についた垢はシャワーで流せばいいけど、お湯に浮かんでますからね(..)・・・垢の花・・・
ネットで掬って見た目もウツクシクしておくほうが、次にお湯を使う方のためにも、最低限のマナーではなかろうか、と思われます。家族だってやっぱり・・・ねぇ・・・
ミラバスでは全くタオル等を使わないか?
父の場合、くるぶし辺りなど、お湯につかっただけでは剥がれきらないようで、足もとは2~3回に一度はタオルでこすって垢を落とします。
やはり角質がつきやすい箇所は指でこすればとれるくらい「浮いて」はいるものの、剥がれきれないようです。私もやはり垢がついてる気がして、週に一度くらいはタオルでこすります。
ミラバスは高齢者にこそお薦め
マイクロバブルバスに浸かりさえすれば完璧、とは言い切れないものの、お湯に浸かっただけでほぼ入浴コンプリート!は、入浴する本人も介護する側も非常に楽
髪の毛はさすがに別途シャンプーしますが、それでも随分と時短になります。我が家ではシャンプーも、リンス不要のシャンプーを使っています。
ミラバスの地味なメリット
ミラバスのようなマイクロバブルバス浴なら、そもそも入浴中に石鹸を使わないので、浴室のお掃除もほぼほぼゼロ!になるんです。
石鹸の成分などに興味がある方はご存知でしょうが、石鹸を使うと「石けんカス:金属石けん」がでます。「石けんカス」はなかなか厄介な汚れで、キチンと洗剤で落とさないと取れませんが・・・
そもそも「石けん」を使わないので、シャワーで流す必要すらないくらいなんですよ!
いやぁ~これに気付いた時は、ほんっと嬉しかったですぅ~~~
いつも入浴後に洗っていた洗面器やカラン周りに「石けんカス」がついてない(;_;)(;o;)
そりゃそうだ、石けん使ってないんだもんっ!!!うれぴーよーー
というわけで、特に入浴が大変な家族がいる場合、入浴介助装置のようなものにだけ目がいきがちですが、マイクロバブルバス導入を強くお薦めしちゃいます。
既存の浴槽につけられる?
現実に切実な問題としては、今ある浴槽に簡単に後つけできるかどうか、ですよね
ミラバスの場合、浴室全体のリフォームまでいかずとも既存の浴槽にも追加で工事できることが多いようですので、一度取り扱い業者さんに問い合わせてみるとよろしいかと思います。
浴槽のエプロン分部(浴槽前の化粧板)が外せるタイプであれば、マンションの浴室にでも取り付けられるはずです。
ミラバス追加工事の内容
ミラバスの場合、浴槽に今ある給湯関係の配管とは別に、給排水ノズル用の穴を各々一つずつ、計2個穴をあけ、ポンプと配管を新たにエプロン内につけ加えることになります。
さらにリモコンは浴室内、電源・マイクロイオニー発生器を天井裏などに設置することになります。
基本の工事費は66000円ほど。ミラバス本体が316800円で合計382800円と、なんと持ち運べるミラバスとほぼ変わらない出費でできるので、工事できるのであれば浴槽まで洗えるマイクロイオニーもつくミラバスのほうが断然お得でしょうね(^o^;)
ミラバスが付かない浴槽
石や木などの素材・エプロン(浴槽の化粧板)が外せない浴槽は、残念ながら取り付けられません。
ポンプや配管を浴槽周辺に設置する仕様なので、余剰スペースのない一枚板の浴槽や、ユニットバスには設置できないんです。
現状の浴槽にすでにジェットバスや肩から流れ落ちる装置・お掃除機能などが付いている場合も同様です。タンクや新規の配管を付け足すスペースが無いため、やはりとりつけられません。
ミラバスが付かない場合の選択肢
持ち運べるミラバス
上記のようなミラバスが取り付けられない浴槽の場合、今までは諦めるしかなかったんですが、今では「持ち運べるミラバスを使う」という選択肢ができましたので、是か非でもマイクロバブルバスを使いたいっ!!という方は、持ち運べるミラバスの導入を検討されるとよろしいかと(^-^)
「持ち運べるミラバス」についてはこちらに書いておりますが、頻繁に取り外す必要がなければ、ミラバス同様、キチンと工事して設置しておくほうが、色んな点で安全です
工事内容としては天井裏まで新たな電源を引いて、電源ユニットを設置することになります。
浴槽付近までカバーで固定しておくと、見た目もきれいですし漏電や事故の心配なく使えます。
工事費が別途かかりますしせっかくの運べるメリットは無くなりますが、浴室の暖気や湿気が脱衣所に漏れないメリットがあります。
介護が必要な人がいる場合、コード類・電源ユニットなど気すべきことが減るのは大きなメリットだと思います。
リンナイのユニット
後つけできるマイクロバブルバスに、ミラバス以外に選択肢がないのか、というとあって、ガス給湯器のリンナイからも特別ユニットが発売されています。
屋外の既設の給湯器と浴室の配管の間に割り込ませる、あるいは給湯器そのものを交換することで、ミラバス同様、今ある浴槽のマイクロバブルバス化することが出来ます。
給湯器の設置が比較的自由な一軒家ならリンナイも選択肢に入ると思いますが・・・集合住宅では設置できるかどうか、サイズ次第かもしれません。
「PS設置型」という「パイプスペース内に給湯器がある」場合は、無理だと思うほうがいいでしょう。
ガス給湯器は台所と共有だったり、号数や設置個所までの距離が決まっていたり、循環金具の口径等々、シロウトでは判断できないことが多すぎるため、実際に設置可能かどうかも含め、業者さんに見積りを頼む必要があります。
価格はミラバスと同程度で、おおよそ30万程度になるかと思います。
ちなみに我が家ではリンナイ式にお湯を巡回させる循環型給湯器を使うことが出来なかったため、残念ながらリンナイは採用できませんでした(ノ_ _)ノ