その名もズバリ「座りっぱなしでも病気にならない一日3分の習慣」という本に載っていた、運動とも言えないくらいカンタンな動作が、ヨカッタので、お薦めします。
内科・循環器科の専門医で血圧と動脈硬化を研究されてきた医学博士の新書で、父の身体機能改善の為、ストレッチ関係の本を探していて出会いました。
- 「座りっぱなしでも病気にならない一日3分の習慣」
- 著者:池谷敏郎
- 出版社:青春出版社
- ISBN:978441321123
「座りっぱなしでも病気にならない一日3分の習慣」の中で奨励されている具体的な「3分間の習慣」というか「運動」は拍子抜けするほど簡単な5種類。
あまりに簡単なので、もし「運動」だけの本だったら、ほんとに効くのぅ~?と疑ってポイだったと思ワレるよな内容・・・(..)
不肖わたくしめの場合、掲載されている運動で沢山の血管由来の病気を防げるリクツが納得できてはじめて「御見逸れして申し訳ありませんでした!スミマセン!!今からやります!!!」って気になりましたです。はい(^o^;)
本当はこわい座りっぱなし
楽なようでいて、座っていることでおきる弊害って、姿勢のモンダイだけじゃないって事に驚くと思うので、まずはパラパラ目を通し「座っていることの弊害」に驚くことから始めると良いと思います。
「座りっぱなしでも病気にならない一日3分の習慣」の前半に書かれているのは、著者である池谷敏郎せんせいのご専門:血管についての話です。
知っておくにこした事ないトリビアといった風情で書かれていますが、キチンとした裏付けがあると、いまいちピンと来ないリハビリ系の話にもなぁるほど~~と、うなずけます。
どんな運動なんだろう!とワクワクして見た運動のぺージが、あまりに少なくカンタンで、モチベーションだだ下がり===なんてことにならないように、見出しだけでもチェックしましょう(^o^;)
座りっぱなしのまま出来るメリット
椅子から立たずに出来るので、今オフィスで事務系の仕事をしてる人も、すぐに出来ます(^-^)
転倒の心配をせずに取り組めるのも、かなり大きなメリット
立つのも歩くのも心もとない、退院後スグとか、種々の理由でバランスが取りにくい人、ぎっくり腰でも、座れる状態なら、できます。
姿勢を変えなくていいので、思いついた時に出来るのもイイネです。
強いて言えば、タイマーを併用して、30分とか一時間に一回、ちょっと動かすクセを付けると尚よろしいかも!(^^)!
気付けばすわったまま数時間という事の多い事務仕事や受験勉強にも、程よい気分転換になるエクササイズです。
カンタン動作のメリット
運動ってものから遠ざかっている人にも、出来る単純な動作だけ!なのもいいですね。
スポーツ系のストレッチ・ヨガなどだと、正しい動かし方でないと意味ない事も多いもですが、そういう難しさがない点も花丸です。
非常~~~に短いし、連続すべき運動でもないので、やりやすい。
服装などにも特に気を使わなくていい、パジャマでも出来る手軽さも助かります。
短く、単純な動作なので、高齢者や入院中の方にも取り組みやすいと思います。
生活に生かせるアイデアも(@_@)
「座りっぱなしでも病気にならない一日3分の習慣」に書かれた「日常生活」のなかの習慣サジェスチョンも有意義でした
お医者さまなのに、いやお医者さまだからでしょうか?キッチンカウンターの高さにまで言及されているのには驚きました(@@)
一般的に言われている理想的な作業台の高さは身長の半分に5㎝足したくらいなんですが
家族の身長がみんな同じじゃないので、人によっては常に前かがみになります。
日常的に前かがみにを続けていると背骨が曲がり、腰の負担が増え、肩も内側にはいって固くなって、徐々に彼方此方に凝りがでてくる・・・
そういう時は逆に座って作業することも考えましょう!という提言まで(@@)・・・
インテリアの仕事を長くしていましたが、フツーの人は、なかなか気付かないことなので、目の付け所の確かさに感心した次第です。
本にも書いてある通り、キッチンや洗面など立ったままの作業だと160㎝の人に理想的な高さは、160㎝の半分の80プラス5㎝で85㎝ということになります。
それを踏まえ、今ショールームなどでは概ね天板の高さは85㎝で仕上げてあるので、気になる方は近くのショールームでチェックしてみると、自宅との差がわかりやすいかも
キッチンは腕を伸ばしてお皿など洗うので立ったままですが、顔を洗う洗面台は、顔を洗面ボウルの上でバシャバシャする都合上、天板が低く設定されているお宅が多いです。
改築でもしないかぎり洗面台や台所の天板の高さを変えるのは難しいので、かかがまないよう気を付ける、そんな事だけでも身体への負担がちがうかもしれませんね。
我が家の父も歯磨きの時に腰が痛い、と言い出したのが、腰痛を訴えたキッカケでした(^o^;)
流石につっ立ったまま顔をあらうのはむりですが、歯磨きの時は、前かがみでしないよう気をつける!そんなことも案外重要なのかも
血管力セルフチェック
「座りっぱなしでも病気にならない一日3分の習慣」にはユニークなオマケもついてます。血管の専門医らしく
「血管力セルフチェック」
「冠動脈疾患リスクチャート」
「10年間で脳卒中を発症する確率 算定表」
↑↑↑↑のようなチェックリストや資料はシロウトには探せないし、見方もわからないので、有難いなぁ、と思いました。
今とくに問題がなくても、時々自分の血管力の指標をチェックするのは良いことに違いない!(^-^)
血管力を上げる方法も、超絶簡単なのが、すぐ前に載ってるしね(^o^;)
というわけで池谷敏郎・著「座りっぱなしでも病気にならない一日3分の習慣」は表題から想像していたのとかなり違った、というか思いがけない内容もありましたが、非常にお役に立つ一冊でございました。
運動は実際には強度違いなどもあり、3パターンと少なく、部位別の対応みたいなものもないザックリしたものなので、運動の本だと思って買うと物足りないかもです。図書館にあれば、ぜひご一読を!
どちらかというと理論メインなので、一度購入すると半永久的に手元に置けてかさばらない電子書籍のほうが便利なタイプかもしれません。
まとめ「座りっぱなしでも病気にならない一日3分の習慣」
というわけで池谷敏郎・著「座りっぱなしでも病気にならない一日3分の習慣」は表題から想像していたのとかなり違った、というか思いがけない内容もありましたが、非常にお役に立つ一冊でございました。
運動は実際には強度違いなどもあり、3パターンと少なく、部位別の対応みたいなものもないザックリしたものなので、運動の本だと思って買うと物足りないかもです。図書館にあれば、ぜひご一読を!
どちらかというと理論メインなので、一度購入すると半永久的に手元に置けてかさばらない電子書籍のほうが便利なタイプかもしれません。